教育活動
本拠点における人材育成のために実施する教育プログラムの概略は以下の通りである。
- 専攻を超えた研究指導体制:専攻や課程の壁を越えて幅広い視野を持つ研究者を養成するために、カリキュラム編成と論文指導体制の整備を拠点全体で行う。
- EXラボによる有機的連携:研究室相互訪問など、心理学・教育学の大学院生が共同して参画する“Exchanging Laboratory Program”(EXラボ)を実施する。
- 研究の国際化および国際的情報発信:世界的研究機関との学術交流協定に基づく留学を支援し、国際学術誌投稿と国際学会発表をサポートする。21世紀COEでは、日本国内と海外の数大学に呼びかけて招聘した大学院生・ポスドクを含めた国際ヤングサイコロジスト・ワークショップ(平成15~18年度)を実施し、好評を得たが、本プログラムではこれをさらに発展させる。
- ポスドク・プログラム:ポスドク研究員(5人)を公募により採用するが、その公募対象を海外の研究機関に在籍あるいは修了の外国人にも拡大する。
- 大学院修了後キャリア形成プログラム:大学などの研究機関だけでなく、官庁の心理学・教育学関連職や、シンクタンクなどの民間企業、各種医療関連職に就職できるようサポートする。
博士課程学生を含む若手研究者のテニュア獲得に至るまでの支援体制は図のようになる。大学院生に対する競争的研究経費の支援、国際的公募による助教の採用(3人)、および、テニュア取得以前あるいはテニュア取得からまだ年数の浅い30歳代の若手教員に対して競争的研究費の支援等を行う。